甲斐駒ヶ岳 北沢峠ルート 360度の大パノラマ

鋭く尖った山容で山全体が花崗岩の白さに覆われている標高2967mの日本百名山甲斐駒ヶ岳 は南アルプスの北側に位置し、男らしい山で南アルプスの貴公子と呼ばれる。

おすすめルート

  • 北沢峠ルート  双児山を通る稜線ルートと仙水峠を通る谷ルートがありオススメ!
  • 黒戸尾根コース  標高差2200mある上級者ルート日本三大急登

北沢峠稜線ルートは双児山頂手前まで急登でそこから視界が開け心地のよい稜線歩きになります。

仙水峠まで谷を歩く道で、稜線ルートと合流する駒津峰までの下のほうは針葉樹林帯、上は森林限界のハイマツ帯になる急峻な道です。
六方石の先で直登ルートとまき道ルートに分かれます

黒戸尾根ルートは竹宇駒ヶ岳神社と横手駒ヶ岳神社の2つの登り口が起点となり笹平で一本道となります。
刀利天狗手前の「刃渡り」と七合目手前の鎖場に加え、八合目から先は危険な箇所が多く、日本三大急登にも数えられる程の体力を要するルートです。

今回の甲斐駒ヶ岳を歩いたルート

私の甲斐駒ヶ岳登山情報

  • 登った日  2022年6月28日(火) 晴れ 山頂部風有 山頂気温17度
  • 登る山   甲斐駒ヶ岳
  • コース   登り 北沢峠から稜線ルートからまき道  下り 仙水峠を通る谷ルート
  • コースタイム 登り3時間・下り2時間30分・休息30分
  • 距離    9.4km
  • 登山口   北沢峠
  • トイレ   仙流荘バス停前・北沢峠・長衛小屋横
  • 駐車場   仙流荘バス利用駐車場
  • その他 交通規制の為、仙流荘から南アルプス林道バスで50分 往復2,740円

仙流荘バス利用駐車場

仙流荘の先にある約100台の駐車場と約300台の駐車場があり、いままで無料で停めることができましたが、2022年7月14日より5日以内の駐車料金は1,000円になります

仙流荘バス利用者駐車場へのアクセス

中央自動車道「伊那インターチェンジ」より~国道361高遠公園下交差点を右国道152で40分中央自動車道「諏訪インターチェンジ」より~国道152経由60分

美和ダムの先にある道の駅南アルプスむら長谷にはトイレ・飲食店・ビジターセンターがあり食料から情報まで取得できます。

甲斐駒ヶ岳を登る

南アルプス林道バスで北沢峠に到着、ここで身支度とトイレを行います

北沢峠の横に甲斐駒ヶ岳稜線ルートの登山口があり双児山に向けて出発。

途中から急登になりペース上がらず、でもたまに吹く風が心地いい!

4合目が双児山頂ここで一休み。

ここから駒津峰までハイマツ帯となり視界が広がりますが太陽を遮るものがないので汗が止まりません。

小石の道に体力を奪われ疲労増大です。

でもこの日は天気が良く、山の間から富士山がひょっこり!それを見て元気が出ました!!

6合目の駒津峰で谷ルートと合流、ここで甲斐駒ヶ岳の山並みに酔いしれました。

六方石の先に直登ルートまき道ルートの分岐。

最終バスの時刻の関係でまき道を選択、直登ルートも慎重に登ると難しくないとのことで次回は挑戦したいです。

まき道ルートで摩利支天の分岐へ、目の前の頂が摩利支天です。風も強くなり寒くなったのでフーディージャケットを着ます。

この辺りは砂の道で足が滑るので慎重に歩きます。意外に時間と体力を使い直登ルートで登っても変わりなかったかもです。

やっと甲斐駒ヶ岳山頂です!

360度のパノラマ風景は北アルプス中央アルプス八ヶ岳から南アルプスまでが一望できます

山頂は広くて休息しながら景色を堪能しました。

山頂部は風が強く寒すぎると聞いていましたが、この日はそんなこともなく山頂の気温は17度ぐらいで風も心地よくちょうどいい気候でした。

祠には願いを込めたわらじが奉納されていました。

左写真は鋸山方面、遠くに北アルプス。右写真は八ヶ岳方面

黒戸尾根を見下ろす。右写真は駒津峰から仙水峠に降りる急坂なルートで、膝を痛めないよう慎重に下ります!!

仙水峠下部の岩がゴロゴロした岩塊斜面、甲斐駒ヶ岳を見上げる一枚。絵になりますね。

谷の中間にある仙水小屋(休業中)、水場がありその冷たさで生き返ります。

長衛小屋(営業中・テント場有)まで戻ってきました。仙水峠から緩やかな谷道で歩きやすいです。

ここから北沢峠までは10分ぐらいです。わたしは14時40分の臨時便のバスに乗ることができました。

甲斐駒ヶ岳の映像